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住みたい街、住みやすい街

山本よしかず からのメッセージ

 都内の不動産会社が関東に住む男女7千人にアンケート調査した2018年の「住みたい街ランキング関東編」で1位に輝いたのは横浜でした。2位は恵比寿、3位は吉祥寺だったということです。いずれもあこがれの街としてのネームバリューがあり、上位に名を連ねたのは当然でしょう。

 

 気になるのは千葉県内の街です。ランキングリストでは船橋が18位、21位に柏、28位に津田沼がランクされました。いずれも鉄道の利便性や商業施設の多さが人気を集めたと思われます。県都千葉市は53位でした。ここで注目されるのが大宮と浦和。いずれも埼玉県の街ですが、大宮は21位(2016年)、19位(2017年)と順位を上げ、2018年は9位とベスト10入りを果たしました。浦和も2016年の32位から、2018年は10位となっています。

 

 全国に目を広げると、都内のシンクタンクの全国100都市を対象にした調査で、佐賀市が最も暮らしやすい都市とされました。住宅価格や物価が安く、生活コストが比較的かからないほか、人口あたりの医療機関や飲食店もほかの都市に比べて多く、日常生活の満足度が高かったそうです。

 

 注目されるのは、佐賀市民に地域コミュニティーの絆を感じている人が多かった点です。近年では希薄になった住民同士のつながりが、社会資本の充実と並んで、都市の住みやすさを決める重要なファクターだということです。街の魅力づくりを推進している自治体にとって参考になる結果ではないでしょうか。

 

 ちなみに、世界で生活の質が高い都市1位はオーストリアのウィーン。文化環境や医療水準、家賃の安さなどが評価され、9年連続の快挙でした。米国のコンサルタント会社が公共サービスや交通機関、教育環境、飲食店、スポーツ、レジャー、医療サービス、政治的な安定などを総合してランク付けしたもので、2位はチューリッヒ(スイス)、3位オークランド(ニュージーランド)、4位ミュンヘン(ドイツ)、5位バンクーバー(カナダ)と続きました。東京は神戸とともに50位、横浜55位、名古屋が64位でした。アジアでトップはシンガポールの25位で、次いで日本の4都市が続きました。

 

 八街市においては、自然環境を活かしつつ、地域コミュニティーの絆を大切にする住みたい街、住みやすい街づくりを目指してまいります。

 

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