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きれいな海岸を取り戻そう

山本よしかず からのメッセージ

 4月7日執行の千葉県議会議員選挙の結果を踏まえて、5月15日に開催された臨時県議会において、県土整備常任委員会に引き続いて所属することが決まりました。なお、この間に時代が平成から令和に代わりました。令和の由来は日本人が明日への希望を咲かせる国でありますようにとの願いを込めて名付けられました。「令和」の時代にふさわしい千葉県を作り上げるために努力を重ねたいと思います。

 

 さて、海岸への漂着ごみの話題になりますが、21日、神奈川県鎌倉市の海岸にクジラの体の一部が打ち上げられているのが見つかりました。また、22日には横須賀市の海岸でも打ち上げられたクジラが発見されました。いずれも海岸に掘られた穴に埋められ、処分されたそうです。

 

 クジラとまではいかないまでも、千葉県の海岸にも種々雑多なものが打ち上げられています。その海岸漂着物が白砂青松であるべき海岸の美観を著しく損ねています。海藻に交じって流竹木の自然ごみ、ペットボトル、漁網の一部、プラスチック容器などの生活系ごみ・事業系ごみが大量に漂着した海岸の光景を見るとあ然とします。

 

 海岸への漂着ごみに悩まされているのは日本全国どこでも同じで、1年間に日本の海岸全体に流れ着くごみの量は約19万トンと推測されています。体積は約63万立方メートルで、東京ドームの2分の1個分にあたります。

 

 もちろん、海岸の風景を損なう漂着ごみをそのままにしておいていいわけでではありません。県では平成23年2月に作成した「海岸漂着物対策地域計画」を平成28年11月に改訂し、君ヶ浜海岸、館山海岸、白子海岸などを重点区域に選定して優先的に対策を進めています。東京オリンピックでサーフィン競技が行われる一宮町の釣ヶ崎海岸ももちろん、重点区域に組み入れられています。

 

 本県の海岸線の総延長は全国25位の530キロ。自治体やボランティアによって海岸清掃が行われていますが、すべての海岸のごみを片付けるのはとてもできない話。河川の流れに乗って海に流れ、海岸に漂着するごみの量を軽減するために屋外で出たごみは持ち帰るなどの呼びかけがされています。私たち一人ひとりの心掛けが、海岸美化に貢献することができるのです。

 

 改選後、初めての定例会となる6月県議会が6月5日に開幕する予定です。代表質問及び一般質問は11日から18日まで行われます。各会派の代表質問が千葉テレビで放映されるほか、インターネットでは一般質問も中継されます。新しい時代の千葉県議会をぜひご覧ください。

 

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