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「東金青年の家」廃止方針に反対

山本よしかず からのメッセージ

 12月定例県議会で登壇し、県の施策に対して質問を行いました。台風による大規模災害からの復旧、道路改良などに加えて、新聞で報道された「東金青年の家」廃止方針について県教育長に質問し、答弁をいただきました。

 

 県立青少年教育施設「東金青年の家」は私の地元八街市の隣市東金市にあり、県内外の幼稚園、保育園、小中高校、幼児や青少年の社会教育団体及びサークル、法人・企業などの研修や活動の場として利用されています。研修棟や宿泊棟のほかに体育館やグラウンド、野外炊飯場などを備え、自然体験や宿泊体験を提供しています。料金は格安で、小学生以上18歳未満の青少年でしたら1泊3食2190円で利用できます。

 

 青少年に親しまれてきた「東金青年の家」ですが、突然、廃止の話が持ち上がりました。現在、県内に5カ所の県立青少年教育施設がありますが、千葉県行政改革推進本部の「公の施設の見直し方針」に、「東金青年の家」を廃止して4カ所にするという再編案が盛り込まれました。その理由は、宿泊稼働率が低く、開設年度も一番古いとのことらしいのです。

 

 県内5つの県立青少年教育施設はバランスがとれた場所に位置していて、「東金青年の家」が無くなると教育環境のバランスが崩れてしまいます。さらに、教育施設として位置づけられているのに、一概に利用人数の減少だけで施設の存続を問うのはいかがなものかと質問しました。これに対して県教育長は県立青少年教育施設再編構想の趣旨を説明され、生涯学習審議会から答申を得た後にパブリックコメントを実施して県民の意見をうかがうとのご答弁でした。

 

 平成25年11月に県社会教育委員会会議は「地域の学校や社会教育関係団体等にとってなくてはならない存在となっていることから、今後も5カ所の県立青少年教育施設を維持発展させるべきである」という趣旨の答申をしています。施設が廃止された地域の青少年健全育成が衰退するのは必然です。青少年の健全育成の面から、再編構想の見直しを強く要望しました。

 

 「東金青年の家」廃止方針を巡る質問と県教育長の答弁などが掲載された「山本よしかず県議会リポート」が、新聞に折り込まれて元旦に八街市の家庭に届けられます。自民党千葉県連のホームページにも掲載される予定です。どうぞご一読ください。

 

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