山本よしかず からのメッセージ
新型コロナウイルスの感染者急増で、安倍首相は本県など７都府県を対象に緊急事態宣言を発令しました。５月６日までの外出の自粛要請のほか、学校や映画館、百貨店などの使用制限・停止やイベント開催の制限・中止の要請・指示などがされ、私たちの暮らしが大幅に制限されます。ただ、新型コロナウイルスの流行は、もはや国家の危機であり、国民が一致団結して対処しなければなりません。私たち一人ひとりが人と接触する機会、時間を８割減らせれば、新型コロナ感染者は劇的に減少すると言います。１カ月間の我慢です。力を合わせて、この忌まわしい疫病を退治しましょう。
国の緊急事態宣言を受けて、記者会見した森田知事は「一人ひとりがコロナを倒すんだという気持ちを持って我慢しましょう。自分の命を守る、人の命を守る、社会を守る、日本を守るんだという気持ちを持って対処をお願いします」と、県民に呼びかけました。
緊急事態宣言による具体的な措置は各都府県の判断に任されています。本県ではこれまで週末と平日夜間に呼びかけられてきた不要不急の外出自粛が、昼夜を問わずとされました。食料品などの生活必需品の購入や通院、健康維持のための散歩などは自粛対象から除かれます。感染の拡大につながる恐れのある催しは開催の制限が要請されます。
さらに、複数の人が利用する施設には消毒や入場者にマスク着用を周知するなどの協力が要請されます。東京都は休業要請する施設の指定を検討していますが、本県は業種を指定せずに、大勢の人が訪れる施設へ感染対策徹底の協力を要請するにとどめ、休業や営業時間短縮は個別の判断に任せることにしました。
感染者と接触することでうつる新型コロナウイルスを封じ込めるキーワードは「密集・密閉・密接の３密を避ける」です。３密が避けられない施設・場所にはできる限り足を運ばないことです。人と接触する機会・時間を減らしたとしても、２割程度では感染者減少に向かわないとされています。感染爆発、都市封鎖といった最悪のシナリオを避けるためにも私たち一人ひとりのしっかりとした自覚が求められています。