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新型コロナワクチン、接種開始

山本よしかずからのメッセージ

 新型コロナ撃退の切り札として期待されているワクチン接種が始まりました。副作用の状況を見るため、最初は医師や看護師ら医療関係者が対象ですが、4月12日からは65歳以上の高齢者を皮切りに、来年2月末までのスケジュールで一般の人にも接種が行われます。

 

 ワクチン接種の段取りですが、まず、居住している市町村から接種券が送られます。接種できる病院や接種会場に電話かインターネットで予約し、当日に接種券と運転免許証など本人確認ができるものを持参して赴き、接種を受けるという流れです。

 

 ワクチン接種が進み、人口の8~9割が免疫を持てば、流行は終息すると言われています。集団免疫と呼ばれるもので、WHOは世界の7割の人々が免疫を持てば新型コロナの流行は終息に向かうと発表しています。スウェーデンでは当初、都市のロックダウンなどを行わずに感染者の自然増で集団免疫を獲得する政策を採りました。この集団免疫をワクチン接種で積極的に実現し、新型コロナの流行を抑え込もうというのです。

 

 まったく新しいワクチンで、副作用を心配する人もおられると思います。過去にワクチン接種や注射などで激しいアレルギー反応のアナフィラキシーが出た経験がある人は、新型コロナワクチンも接種できない場合があります。薬などでアレルギー反応が出やすい体質の人も注意が必要で、事前に主治医とよく相談する必要があるとされています。接種を受けた人は、万一の副作用に備えて接種後、15~30分ほど病院や接種会場で様子を見ることが勧められています。ちなみに、花粉症程度のアレルギーでは問題が無いそうです。

 

 待ちに待ったワクチン接種のスタートですが、接種が進んでも新型コロナの流行が止むには5年かかると話す医療関係者もいます。ワクチン接種が始まったことによる気の緩みが心配です。今一度、気を引き締め、新型コロナに感染しない生活を心がけましょう。


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