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31日まで県内12市「まん延防止等重点措置」

山本よしかずからのメッセージ

 新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めようと、県内12市に「まん延防止等重点措置」が適用されています。新型コロナウイルスからわが身や家族を守るために、不要不急の外出の自粛などの感染防止対策を徹底しましょう。
 
 4月20日から適用された「まん延防止等重点措置」は当初、市川、船橋、浦安、松戸、柏の5市でしたが、4月28日からは千葉、野田、習志野、流山、八千代、我孫子、鎌ケ谷の7市にも適用されています。
 
 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための対策として、これらの地区の飲食店では終日、酒類提供の自粛が求められています。営業の時短要請もされていて、酒類を提供しない店を含めて午後8時までの営業とされています。これらの地域にはおよそ2万5000店の飲食店がありますが、正当な理由なく要請に応じない場合、県は要請を順守するよう命令することができ、これに違反、または立ち入り検査を拒否した者には20万円以下の過料が科せられます。なお、12市以外の市町村ではこれまで通り午後9時までの営業となっています。
 
 「まん延防止等重点措置」の期間は当初、5月11日までとされていましたが、適用地区での感染者減少が見られないところから、千葉県など1都3県の知事が緊急事態宣言と「まん延防止等重点措置」の期間延長を国に要望、いずれも5月31日まで延長されることが決まりました。この期間、酒類の提供自粛のほか、酒類の持ち込みも断るよう新たに要請されます。
 
 新型コロナ第4波によって、東京都や大阪府では1日当たりの感染者数が1000人を超え、8日には全国では7000人を超えるなど高止まりが続いています。感染力がより強いウイルス変異株の流行も気がかりです。県内でも感染者から変異株が検出されるようになり、独自に変異株の検査をしている船橋市では、調査対象になった15人のうち、13人から変異株が見つかりました。
 
 新型コロナ撃退の切り札として期待されているワクチン接種が高齢者に行われています。市町村に届けられたワクチンがまだ少なく、高齢者施設のお年寄りなどに接種されている段階ですが、政府は6月末までに、国内の全高齢者分のワクチンを全市区町村に届ける方針で、菅首相も「7月をめどに高齢者の2回接種を終えるよう、全力で取り組む」と意欲を示しています。
 
 半数以上の国民がワクチン接種を済ませているイスラエルやイギリスなどでは、感染状況の改善が見られるそうです。我が国でもワクチン接種が進んで集団免疫獲得が実現し、新型コロナ感染が下火になる日を心待ちにして、それまで感染防止対策の心構えを忘れないようにしましょう。
 
 

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