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熊谷知事、初の定例県議会

山本よしかずからのメッセージ

 6月定例県議会が6月17日から7月13日までの会期で開かれます。3月に行われた県知事選で初当選した熊谷知事にとって初の定例会です。臨時県議会で「県議会と切磋琢磨し多くの議論を行いながら施策を練りあげていきたい」と所信表明を行った熊谷知事の答弁ぶりが注目されます。


 「まん延防止等重点措置」が再延長


 県内13市に適用されている「まん延防止等重点措置」が6月20日まで再延長されました。船橋市、柏市、千葉市、浦安市など13市の「まん延防止等重点措置」対象区域はそのまま維持されます。引き続いて飲食店に酒類の終日提供自粛が要請され、すべての飲食店に午後8時までの時短営業が呼びかけられます。


 菅首相の期間延長の会見に先立ち、千葉、神奈川、埼玉、東京の首都圏4都県の知事はテレビ会議で、東京都の「緊急事態宣言」と3県の「まん延防止等重点措置」の延長を国に要請することで一致していました。この会議で本県の熊谷知事は「変異株の置き換わりが進み、強い危機感を抱いている」と述べました。


 他の都道府県に比べて遅れが目立っている本県のワクチン接種ですが、千葉市内に大規模接種会場を設ける方針が決まり、都内の自衛隊による大規模接種会場で、県民もワクチンを打つことができるようになりました。新型コロナ流行の沈静化へワクチン接種が迅速に進むよう期待します。


 2年ぶりに「学力テスト」


 文部科学省の「全国学力・学習状況調査」が2年ぶりに行われました。新型コロナ感染拡大に伴う昨年の一斉休校などが小中学生の学力にどう影響したか、分析結果が注目されます。


 全国一斉に行われている学力テストですが、本県の実績は例年、あまり芳しくありません。2019年の順位は47都道府県中32番目でした。もちろん、順位が上がればいいというものではありませんが、小中学生の学力向上は大切です。全国ランキング上位の常連である秋田県や石川県、福井県などの教育課程を全国の教育関係者が注目しています。本県でも大いに参考にすべきです。


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