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交通事故、下校途中の学童が犠牲に

山本よしかずからのメッセージ

 八街市で、下校途中の小学生の列にトラックが突っ込み、はねられた2人が死亡、1人が重体、2人が重症を負うという痛ましい事故が起きました。日頃、各方面に交通事故撲滅を呼びかけていただけに、無念です。亡くなられた2人のご冥福と、けがを負った児童の回復を心から祈ります。


 今後、議会の場で事故の検証を行って、このような痛ましい事故が二度と起きないように対策を話し合い、警察には取り締まりの強化をお願いしたいと思います。


 事故の現場には目立ったブレーキ痕が無く、逮捕された運転手は「帰る途中に酒を飲んだ」と供述しているそうです。「人を避けようと急ハンドルを切ったら電柱にぶつかり、そのまま子どもたちの列に突っ込んでしまった」とも話しているそうですが、警察は居眠り運転で電柱に衝突したのではとみて調べています。どちらにせよ、酒を飲んだことによる事故に間違いありません。飲酒運転で子どもの命を奪った運転手の行為は許すことができません。


 事故現場は道幅が狭い市道で、歩道を設ける余裕が無く、歩道と車道を分ける白線も引かれていませんでした。登下校の際に危険なところから、PTAが市にガードレールの設置を要望していました。


 今回、事故に遭った小学生が通っていた朝陽小学校では、5年前にも児童がトラックにはねられ、4人がけがを負うという事故が起きていました。この事故のあと、登下校時の子供たちの安全対策をまとめた「通学路交通安全プログラム」を改訂し、市内の通学路の危険個所を点検して安全対策を行っていましたが、それでも今回の事故を防げなかったのは非常に残念です。


 この事故を受けて、熊谷知事は県内の通学路の緊急一斉点検を早急に行う考えを記者会見で示しました。点検の結果を具体的な児童の安全対策にぜひとも生かしてほしいと思います。


 1日には、菅首相が事故現場を訪れ、献花をしました。首相は官邸に戻った後、記者団に「あまりにも悲しく、痛ましい」と話したそうです。事故現場では北村新司八街市長が道路に歩道設置を要望、これに対し、首相は「政府としては全面的協力するので、早くやって欲しい」と話したということです。


成田市も「まん延防止等重点措置」


 千葉県の「まん延防止等重点措置」が7月11日まで延長されています。対象地域として千葉市、船橋市、市川市など11市に加え、成田市も追加されました。首都圏の感染状況が悪化しているところから、政府は、東京都などとともに千葉県の「まん延防止等重点措置」の11日以降の延長も検討しています。


 酒類を提供しないよう飲食店に要請されていた前回と異なり、今回は90分以内、一組2人までなら酒類の提供が可能。午後8時までの営業(酒類提供は午後7時まで)が呼びかけられています。感染力が強いインド型の新型コロナ感染者が増加しています。ワクチン接種が行き渡り、流行が下火になるまで、くれぐれも気を抜かないようにしましょう。


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