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ロシアのウクライナ侵攻は蛮行

山本よしかずからのメッセージ

 ロシアがウクライナに侵攻し、大勢の兵士や市民の血が流れています。小麦畑が広がるウクライナの国土は戦車に踏み荒らされ、市中のビルにもミサイルや砲弾が撃ち込まれています。民間人の死者は既に2000人を超えました。世界の国々が協調して、一刻も早く戦闘を終結させなければなりません。

 武力で要求を押し通そうというロシアに対して、世界中から非難の声が集まっています。国連総会の緊急特別会合では各国の大使が次々とロシアを非難する演説を行い、ウクライナからの無条件での即時撤退を求める決議案に193カ国のうち141カ国が賛成票を投じました。

 千葉県議会では28日に、ロシアによるウクライナ侵攻に対する非難決議案の採択が行われて全会一致で可決されました。決議では、「国際社会の懸命な努力にもかかわらず、2月24日にロシア軍がウクライナへの侵略を開始した」と前置きし、続いて、「ロシア軍による侵略は、同国の主権及び領土の一体性への侵害、武力の行使を禁ずる国際法の深刻な違反であり、力による一方的な現状変更を認めないという国際秩序の根幹を脅かすもので、断じて許されず、厳しく非難する」としています。その上で、国に対して、G7をはじめとする国際社会と連携し、あらゆる外交手段を駆使して、軍の即時撤収と速やかな平和の実現に全力を尽くすことを要請しています。

 千葉県議会での決議案採択に続いて、全国の地方議会で相次いでロシアのウクライナ侵攻非難決議が行われています。県内では千葉市議会や船橋市議会でも全会一致で可決されました。八街市議会でも非難決議案の提出が予定されています。なお、衆参両院はいずれも本会議で、ロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議案を採択しました。

 世界中からのウクライナ侵略を非難する声にもお構いなしに、プーチン大統領は進軍を止めようとはしません。そればかりか、核の使用もほのめかしています。小型の核爆弾だとしても、実際に核兵器が使われたら、第二次世界大戦後、営々と築き上げられてきた世界秩序はたちまち崩壊してしまいます。世界の国々は力を合わせ、あらゆる手段を講じてプーチン大統領に戦争遂行を思いとどまらせなければいけません。

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