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総選挙、安部政権に「信任」

山本よしかず からのメッセージ

◆総選挙、安部政権に「信任」◆

 安倍政権の2年間の是非を問う衆院選挙が行われ、自民党は291議席を獲得、公明党の議席を合わせると与党が定数の3分の2を超える326議席を得て圧勝しました。有権者が安倍政権に信任を与えた選挙でした。
 
 今回の選挙では、安倍政権による経済政策が最も大きな争点になりました。デフレ脱却を公約に掲げた安倍首相は、矢継ぎ早に大胆な経済政策を打ち出してきました。3本の矢からなるアベノミクスの第2の矢として放たれたのは、思い切った金融緩和でした。いろいろな議論もありましたが、結果は低迷していた株価が上昇に転じ、異常な円高も是正されました。長期金利も安定しています。
 
 2013年度のGDP(国内総生産)は前年度比で実質2.2%伸張。景気回復の指標の一つである有効求人倍率も1倍を超えました。消費税アップの反動で平成26年4~6月期、それに続く7~9月期のGDP値が連続してマイナス成長であったのを捉えて選挙期間中、野党は「安倍政権によるアベノミクスは失敗だった」と主張しましたが、有権者の判断は「アベノミクスの継続」でした。デフレ脱却をなんとしても実現してもらいたいという国民の切実な願いが1票に込められました。
 
 「アベノミクスはまだ道半ば」とし「実感が得られない人々に、アベノミクスの成果を届けることが使命」と言う安倍首相にとって、国民の信任はこれ以上ない励ましでしょう。選挙後、直ちに政労使会議を開き、経済の好循環のため、来春の賃上げに最大限の努力を経済界代表へ要請しました。
 
 平成29年4月に先送りされた消費税再増税が控えています。ようやく見えてきた日本経済の復活の道筋を誤らぬよう、安倍首相には引き続いて大胆かつ慎重な施策をお願いしたいと思います。
 
 
 

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