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山武市、東京五輪のホストタウンに

山本よしかず からのメッセージ

  2020年の東京オリンピック・パラリンピックに参加する国・地域の事前合宿誘致や選手との交流事業を行う際に、政府が費用の半額を補助する「ホストタウン」にスリランカの事前キャンプ地に決まっている山武市が登録されました。
 
 山武市は2014年中にスリランカ選手団の事前キャンプ地になることで合意、スリランカの元五輪陸上選手の講演や双方の中高生を互いに派遣するなどさまざまな事業を通じて、スリランカとの交流を深めてきた努力が評価されました。
 
 リトアニアの合宿地に決まった茨城県坂東市、群馬県前橋市(ハンガリー)、東京都調布市(サウジアラビア)など、山武市を含めて25都道府県の44件が今回、「ホストタウン」に登録されました。
 
 東京オリンピック・パラリンピックに参加する国・地域の多くが、大会開催前に日本にやってきて、本番に備えて調整をします。自治体にとって参加国の事前合宿は、世界にその名を知らしめるチャンスで、もちろん、国際交流増進やスポーツ振興のきっかけにもなります。先般、北京で開催された国際陸上では強豪アメリカが佐倉、成田、印西市で事前合宿を行い、オランダとベルギーチームは千葉市の県陸上競技場で調整を行いました。延べ約2000人もの多くのボランティアが合宿の手助けをするなどのおもてなしで、千葉県は事前合宿地として高い評価を得たということです。
 
 加えて、千葉県には東京の会場に至近という地の利があり、多くの県内自治体が事前合宿の誘致に意欲を燃やしています。昨年12月の段階で、山武市を含め10市が市役所内に推進本部を設置してキャンプ誘致に取り組んでいます。また、全国知事会のデータベースサイトに競技施設や宿泊施設を掲載するなどの取り組みを行っている市町を合わせると、県内25市町が事前キャンプ誘致の意向を持っているとのことです。
 
 今回の「ホストタウン」登録は1次登録で、今後も申請受け付け、審査を行って登録件数を増やすことになっているそうです。東京オリンピック・パラリンピックの成功を手助けするためにも、山武市に続く「ホストタウン」の誕生を心から待ち望んでいます。
 

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