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八街駅南口に防犯ボックス

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山本よしかず からのメッセージ

 JR八街駅南口広場に市民待望の防犯ボックスが開所しました。私も参加させていただいた開所式では、森田知事が「これからも県下に一つ一つ防犯ボックスを作っていきたい」、北村市長は「防犯ボックスの設置で、市民の安心・安全が高まります。今後、地域の皆さんと力を合わせて防犯に力を入れていきたい」とあいさつ、市立実住小学校の児童が花束を贈呈して開所を祝いました。

 

 床面積9.7平方㍍の防犯ボックスには警察OBら3人が詰め、市民との合同パトロールや下校する子どもたちの見守り、付近の道案内などを行います。駅北口には佐倉警察署八街駅前交番がありますが、防犯の目が手薄な南口では駐輪中の自転車盗難が目立っていて、防犯ボックスの設置を求める声が高まっていました。

 

 県では街の治安に目を光らすため、独自の試みとして防犯ボックスの設置を進めてきました。平成25年11月に千葉市と市川市のコンビニエンスストア駐車場2カ所に設置したのを皮切りに、27年に柏市、28年には船橋市に開所、八街市へは5カ所目の開所になります。

 

 防犯ボックスは期待以上の成果を上げていて、県が調査したところ、千葉・市川両市の防犯ボックス設置後の周辺地域(半径約1.5㌔)の侵入盗認知件数が、設置前3年間の年間平均では千葉市49件、市川市44件だったものが、設置後は千葉市15件、市川市21件と、2市合計で約6割も減少したという結果が出ました。

 

 地域の防犯拠点としての役割を果たす防犯ボックスは、設置費用が安価なことがメリットです。八街駅南口防犯ボックスの設置費は400万円。交番に比べて低コストで設置できるのに加え、警察官OBを雇用するため人件費も安く済みます。防犯ボックス駐在員との合同パトロールなどを通じて住民の防犯意識が高まったとの報告もあり、八街市でも同じような効果が期待されます。

 

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