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観光シーズンもうすぐ幕開け

◆観光シーズンもうすぐ幕開け◆
 
 寒い日々が続いています。日本上空の偏西風のコースが、今年は大きく蛇行し、太平洋上を迂回しているため、シベリアから張り出している寒気団がどっぷりと日本列島を覆っているのだそうです。昨年の夏は記録的な暑さだったというのに、いったい、日本の気候はどうなっているのでしょう。 
 
   肌を突き刺す寒さをぐっと我慢の毎日ですが、それでももうしばらくたてば寒さも緩み、色とりどりの花が開花する南房総では一足早い観光シーズンが始まります。今年も大勢の観光客が県内の観光地を訪れることでしょう。 
 
   ところで、訪れる観光客数で見ると、千葉県は東京都、神奈川県に続いて堂々、全国第3位にランクされている観光県なのです。県の統計によりますと、平成23年に千葉県を訪れた観光客は、日本大震災、原発事故で前年より15%ほど減少しましたが、それでも1億人を大きく超え、1億3335万3千人を記録しました。 
 
   県内の観光施設のうち、最もお客を集めたのは、やはり浦安市の東京ディズニーリゾートでした。3473万人とダントツで、ついで成田山新勝寺、海ほたるパーキングエリア、幕張メッセなどでした。佐原や蓮沼、栗源、八千代など各地の道の駅も健闘、鴨川シーワールド、東京ドイツ村もベスト20にランクインしました。 イベントでは佐原の大祭が最も客を集め、次いで柏まつり、茂原七夕まつりなどの順でした。 
 
   千葉銀行のちばぎん総研がこのほど公表した「千葉のブランド力」調査によりますと、アンケートの対象になった3000人のうち80.2%が東京ディズニーリゾートを訪れた経験があると答え、全国ブランドの名をほしいままにしています。ちなみに2位は成田空港の62.2%、3位が幕張メッセ53.5%でした。 
 
   人口が多い東京都や埼玉県、神奈川県などと距離が近いために、これら都県から多くの観光客が訪れていますが、実はここに本県観光のネックがあります。あまりに至近で、交通が便利なために日帰り客が多く、遠方の観光地と比べて1人当たりの観光客が遣う金額が少ないのです。宿泊客の増加と年間を通じて観光客を呼べる通年観光の実現が、本県の観光関係者の悲願なのです。 
 
   1人でも多くの観光客を千葉県に呼ぼうと、東京湾横断道の通行料金割引や各地へのアウトレットモールの新設、JRとタイアップした観光キャンペーンの展開など、本県観光の盛り上げにさまざまな試みが行われています。 
 
   私のふるさと八街市の隣町の酒々井町にも新たなアウトレットモールが建設中です。新設される東関道酒々井インターチェンジの近くに今年春にオープンが予定されています。110店舗で開業し、ゆくゆくは200店舗まで拡張する計画があります。それだけの規模の商業施設がオープンすれば、場内のレストランで八街産の農産物がたくさん消費されるでしょうし、なにより、八街市の若い人の働き口がたくさんできます。酒々井町と連携をとりながら、八街市の活性化につながるよう努力していきたいと思います。
 
 
 
 
 
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