本文へ移動

自粛から振興へ

◆自粛から振興へ◆
 
 県議会選挙が終わりました。選挙期間中、八街市の市民に一生懸命、政策を訴えてまいりましたが、大勢の有権者に共感していただき、再選を果たすことができました。私に投票していただいた1万2495票の重みを考えると、いまさらながら、身が引き締まる思いです。引き続いて、八街市の発展のために全力を尽くす覚悟です。 
 
   新議員の任期は4月30日からです。選挙後の臨時県議会が来月中旬にも開催され、議長、副議長が決められます。いつもなら、このあと議員の各常任委員会への割り振りなどがされて閉幕になるのですが、今回はそうはいきません。東北関東大震災で千葉県でも多くの県民が被災しています。県議会で緊急に協議し、決定する事案が山積しています。被災した人々の救援、被災地の復興に向けて、実効性のある議論を交わしたいと思います。 
 
   大震災が発生して1カ月が過ぎました。地震や津波で亡くなられた人や、避難先で不自由な暮らしを余儀なくされている方々を思い、日本全国が意気消沈しています。観光庁の調べでは、大震災や福島第1原発事故の影響で、震災から約1カ月間に国内のホテルや旅館で少なくとも約56万人の宿泊がキャンセルされたということです。レストランなどの飲食業界も客の減少が著しいそうです。 
 
   レジャーどころではないというのが大多数の国民の気持ちでしょう。でも、果たして多くの国民が落ち込んだままでいいのでしょうか。被災地の復興とともに痛手を受けた日本を復興しなければなりません。この大震災で日本経済は大きく後退すると予測されています。そのような状況の中で、このまま国民の自粛ムードが続けば、わが国の経済はデフレがデフレを呼ぶ深刻なデフレスパイダルに陥ってしまいます。日本の経済を救うためには、個人消費のバックアップがぜひとも必要なのです。 
 
   被災された人々を思い、暮らしを慎む気持ちはこれまでに十分、被災地に届いたと思います。これからは「自粛」から「振興」へと合言葉をチェンジしようではありませんか。
 
 
 
 
TOPへ戻る