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落花生新品種が育成中

山本よしかず からのメッセージ

 つい先日まで「暑い、暑い」と連発していたのがウソのように、めっきり肌寒くなりました。季節のうつろいの速さを文字通り肌で感じています。

 

 9月定例県議会で半年ぶりに一般質問に立ち、森田知事をはじめ県の執行部の皆さんから丁寧なご答弁をいただきました。千葉県、そして八街といえば落花生。前回の2月定例県議会に引き続き、今回の質問でも落花生を取り上げさせていただきました。

 

 昨年の千葉県の落花生作付け面積は5240㌶で全国の78%を占め、もちろん全国1位の座は揺るぎませんでした。品種では煎り莢・煎り豆用の「千葉半立」が作付け面積の67%、「ナカテユタカ」が27%で、このほか、茹で莢用に「郷の香」「おおまさり」が栽培されました。

 

 落花生は栄養に優れ、ビタミンE、B1、B2、B6、ナイアシンが多く含まれ、脂質のうち、半分は悪玉コレステロールを減らす働きがあるオレイン酸だそうです。薄皮に含まれているポリフェノールには生活習慣病の予防に効果があると言われています。

 

 抗酸化作用があり、美肌効果もあると言われている落花生ですが、二十数年ぶりとなる煎り莢用の新品種開発が千葉県農林総合研究センターで取り組まれています。有望な系統を1系統に絞り込み、育成を進めているとのことですが、今回、その特徴やデビュー時期を尋ねました。

 

 農林水産部長の答弁によりますと、「新品種はショ糖の含有率が高く、甘みが強い」「莢が白く、見た目がきれい」「病気などの発生が少なく、収量が多い」そうです。今後は、栽培技術の普及や種子の供給体制の整備に努め、2年後の平成30年秋を目途に販売を開始するとのことです。その間、ネーミングを考えるそうですが、ぜひ、落花生ファンに親しまれるような名前をつけて欲しいものです。

 

 このほか、茹で莢用品種の「おおまさり」に代わる新品種も開発中だとのことです。今から、その味を確かめるのが楽しみです。

 

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