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新型コロナ抑止、ワクチン接種に期待

山本よしかずからのメッセージ

 新しい年が明けて早いものでもう一カ月近くが経ちました。本来ならば、1月はこれからの1年の抱負を真新しい日記に書き留め、希望にあふれたスタートを切る月なのですが、新型コロナ禍の最中とあって例年と様相が異なっています。2波、3波の襲来で感染者はうなぎ上り。緊急事態宣言も発令中です。


 暗い話題ばかりの年の初めにあって一筋の明るいニュースもあります。ワクチン接種が近く始まります。厚生省の構想では2月下旬から医療関係者への接種が行われ、3月からは65歳以上の高齢者や持病を持っている方へと続き、5月からは一般の方への接種も始まります。


 ワクチン接種などで国民の6~7割の人が免疫を持てば、流行は徐々に下火になると言われています。集団免疫と呼ばれるものです。一足早く大規模に接種が行われているイスラエルでは30%の国民が接種を済ませましたが、早くも流行抑え込みの兆しが表れているといいます。我が国でも速やかにワクチン接種の効果が表れるよう期待しましょう。


 野田市立小学校4年生だった栗原心愛さん(当時10歳)が虐待死してから1月24日で丸2年を迎え、心愛さんが通っていた小学校では全校児童や教職員が黙とうして冥福を祈ったそうです。


 いたいけな女の子が実の父親に虐待を受けて死亡した事件は子どもを持つ親らに大きな衝撃を与えました。父親からの虐待を訴える幼い子を救えなかった学校や児童相談所のショックも大きいものがありました。この事件を反省して児童相談所の組織替えの構想が進んでいます。中核市の船橋市が独自の児童相談所を設置する計画で、柏市も設置を検討しています。


 多忙を極めていた都市部の児童相談所の管轄人口は、新たな児童相談所の設置で分割され減少する見込みです。加えて、そこで働く職員の意識改革もされるはずです。「子どもの泣き声がする。虐待ではないか」などという通報が増加するなど、県民の虐待監視の意識も高まっています。皆で子どもを見守り、痛ましい事件の発生防止に努めましょう。


 

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