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医療費助成、利便性アップ

◆医療費助成、利便性アップ◆
 
 県による子どもの入院医療費助成対象が中学3年生まで引き上げられます。2月定例県議会で可決された新年度予算案に盛り込まれたもので、平成24年12月診療分から県費で助成されます。子どもの入院医療費助成年齢の引き上げは、森田健作知事の選挙公約であり、その実現は子どもを持つ親にとって大変ありがたいことです。 
 
   現在、県による医療費助成は小学校3年生までで、通院、入院ともに受給券交付による現物給付方式で助成されています。一方、小学校4年生以上の子どもについて、多くの市町村が独自に償還払い方式で医療費助成を実施しています。あらかじめ支給された受給券を病院の窓口で提示し、受給券に記載された自己負担額だけで医療サービスを受けられる現物給付方式に比べ、かかった保険医療費をあとで役所の窓口に申請しなければならない償還払い方式は、保護者にとって手間隙がかかるものです。 
 
   改善を望む多くの保護者の声を受け、2月県議会の一般質問で、市町村が償還払い方式で実施している「通院」の医療費助成を現物支給にできないか質問しました。答弁に立った森田知事は、「今後、システムの改修や、審査支払い機関との調整を図って、市町村の判断により現物給付化ができるよう、環境を整備していく予定」と、現物給付化を求める市町村の要望に応えていく方針を明らかにしました。県による入院費助成拡大が実施される12月までには現物給付化ができるようにするそうです。 
 
   加えて、対象年齢の引き上げ後も県の入院医療費助成は現物給付方式で行うと約束してくれました。次の世代を担う子どもたちが健やかに成長してくれるためにも、今回の県の措置を歓迎したいと思います。
 
 
 
 
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