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国難に国民の団結を

◆国難に国民の団結を◆
 
 東日本巨大地震で亡くなられた方々に心から哀悼の意を表し、被災された方々にお見舞い申し上げます。 
 
   なんという惨状、なんという悲しみ。押し寄せる津波の暴威の前に、人間の日々の営みは跡形もなく消えうせた。自然の猛威の前に、人間の英知がこれほど無力であったとは…。 
 
   人々がかつて経験しなかったマグニチュード9.0の巨大地震は日本列島を揺るがし、風光明媚なリアス式海岸に押し寄せた津波は防波堤をいとも簡単に乗り越え、街を壊滅させた。数万人の安否が依然、確認できない。今は一人でも多くの人の無事が確認されることを祈るのみ。 
 
   大地震の襲来が予想され、災害対応の準備がされてきたはずだ。それがほとんど役にたたなかった。一命を取り留めた人も、築きあげてきた物すべてをなくし、これからつらく長い避難生活を余儀なくされる。 
 
   原子力発電所の脆弱さにも唖然とした。地震などの災害に備えて、二重三重の安全策が用意されていただろうが、それが用をなさず、炉心溶融まで引き起こすとは…。加えて住民に被爆被害をもたらしたことで、わが国の原子力行政は数十年後戻りした。 
 
   まさしく国難。列島に暮らすすべての人が悲しみを深くしている。いまこそ国民が力を合わせて、何が出来るのか、みんなで考えてみんなでこの苦難を乗り越えよう。きっと出来るはず。
 
 
 
 
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