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トップアスリートを迎えよう

山本よしかず からのメッセージ

 東京オリンピック・パラリンピックまであと5年。世界のトップアスリートたちが一堂に集い、世界のナンバーワンを競う姿を目の当たりにできると思うと、今から胸が高鳴ります。
 
 フェンシング、レスリング、テコンドーの3競技が幕張メッセで開催されることが正式に決まったことは、千葉県のスポーツ界にとって、これほどの朗報はありません。「おもてなし」の心で、大会成功に向けて県民の総力を集め「チーム千葉」で大会を盛り上げようではありませんか。
 
 オリンピック前には各国が日本国内で事前キャンプを行いますが、東京に隣接し、成田国際空港もあって移動距離も少なく便利な千葉県にたくさんのチームがやって来て、私たち県民はテレビでしか見たことが無い一流選手の練習を見学できるのではという期待も高まります。
 
 北京での世界陸上では、大会に備えて米国を初めオランダ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランドが県内で事前キャンプを行いました。成田市、佐倉市、印西市のトラックで練習した米国チームは「施設も良く、いいトレーニングができている」と満足気に話していたということです。成田、佐倉両市の児童が米国の代表選手やコーチから走り方の指導を受けるイベントも開かれました。
 
 2002年のサッカー日韓ワールドカップではカメルーン代表チームが事前キャンプを行った大分県中津江村は「一番小さな合宿地」として有名になりました。カメルーン代表を受け入れ10周年記念式典が行われた際には、駐日カメルーン大使館の一等参事官が村を訪れるなど、双方の交流は未だに続いています。東京オリンピックでも、県内キャンプチームと住民との温かい交流が実現すれば素晴らしいと思います。
 
 6月には事前キャンプ地などの誘致にあたる「千葉県スポーツコンシェルジュ」が幕張メッセを運営する「ちば国際コンベンションビューロー」内に設置されました。コンシェルジュとは宿泊客の様々な相談や要望に応じるホテル従業員のこと。「スポーツコンシェルジュ」は競技施設や宿泊施設などの情報を各国チームに提供したり、各チームの関係者と視察先などに付き添ったりするそうです。
 
 県内には新鮮で美味しい野菜や果物、海の幸などがたくさんあります。事前キャンプをする選手の栄養管理をサポートすることも十分可能な千葉県に、ぜひとも、たくさんのチームに来て欲しいものです。

 

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