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東京オリンピック、興奮と感動

山本よしかずからのメッセージ

 東京オリンピック2020の熱戦が続いています。新型コロナがまん延する中、いろいろな意見があったオリンピック開催でしたが、そこは国境を超えたスポーツの祭典。連日、興奮と感動を私たちにもたらしてくれています。これからの後半戦、力いっぱい戦う選手に、テレビの前で大きな声援を送りましょう。


 日本人選手の活躍が目立ちます。お家芸の柔道では、柔道男子60㌔級の高藤直寿選手が優勝したのを皮切りに、阿部一二三、詩兄妹、ウルフ・アロン、浜田尚里選手らが次々と金メダルを獲得しました。競泳では大橋悠依選手が2冠に輝き、卓球混合ダブルスでは水谷隼、伊藤美誠ペアが金メダルを手中にしました。ソフトボールチームが13年ぶりに連覇を果たし、フェンシングエペではヨーロッパの強豪国チームを次々と破った日本チームが優勝しました。


 新種目のスケートボードストリートでは堀米雄斗選手と13歳の西矢椛選手がアベック優勝しました。2人ともスポーツにありがちな根性論とは無縁の、爽やかな優勝でした。


 千葉県出身の選手も活躍しています。体操個人で金メダルを手中にした成田市出身の橋本大輝選手は市立船橋高校で活躍しました。銀メダルの体操男子団体の萱和磨、谷川航選手はともに船橋市出身。重量挙げ銅メダルを獲得した安藤美希子選手は白井市出身です。


 8月7日の空手女子組手に出場する植草歩選手、9月になってからのパラリンピックバドミントン女子の里見紗季選手はいずれも八街市ゆかりの選手です。大きな声援を送りましょう。


 新型コロナ禍で1年間延期された東京オリンピックでしたが、それでも流行が下火にならず、開幕にあたっては「中止すべき」という意見が強くありました。本県など1都3県の会場を始めとして、ほとんどの競技会場を無観客とし、選手や関係者への厳重な検査体制を施して開幕にこぎつけた東京オリンピックですが、これまでのところ、オリンピックが直接、感染拡大の源になったということはないようです。このまま、無事に閉会式を迎えることができるよう祈ります。


千葉県などに緊急事態宣言

 市中では新型コロナの勢いが止まりません。県内では7月30日に753人の感染者が判明し、初めて700人を超えました。熊谷知事は政府に緊急事態宣言を要望、これを受けて、千葉県など4府県への緊急事態宣言の追加発令が閣議決定されました。期間は8月2日から31日までとなっています。この期間は県内全域の飲食店へ酒類提供の自粛が要請されます。


 ニューヨークでは成人の62%がワクチン接種を済ませ、市内は平常の生活が戻りつつあると言います。国内でもワクチン接種が計画通り進めば、集団免疫が獲得できる10月末には平時の状態に戻るのではという観測も出ています。自粛疲れが蓄積していますが、あと少しです。新型コロナ感染からわが身を守る術を心がけましょう。


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