本文へ移動

観光業界復調へ衆知を

山本よしかずからのメッセージ

3年ぶりに新型コロナウイルス対策の移動制限が無いゴールデンウイークを迎えましたが、観光地の人出は押しなべて、昨年より大きく伸び、コロナ禍による観光客の低迷に悩んできた観光業界への朗報になっています。

 

新型コロナの流行で観光業界は青息吐息の状況が続いていました。昨年の国内宿泊旅行の延べ人数は前年のおよそ半分になり、国土交通省の調査によりますと、緊急事態宣言が出された昨年5月に「予約が7割以上減少した」事業者は89%にも達したそうです。観光業は旅行業、交通産業、宿泊業、飲食産業、アミューズメント産業、土産品産業など、すそ野が広く、その低迷は我が国の経済にも大きな影響を与えてきました。

 

もちろん、感染予防のために旅行が控えられてきたせいなのですが、ここにきて新型コロナ第6波による感染者数が減少傾向になって、各地の観光地に人出が戻ってき始めたようです。携帯電話の位置情報のデータによりますと、3日午後1時台の各地の人出は1年前と比べて東京・浅草で3.6倍、京都の清水寺で3.6倍、沖縄の那覇空港駅で1.7倍になったということです。成田空港もハワイ旅行客などで久方ぶりの賑わいを見せたそうです。

 

長く観光客低迷にあえいできた観光業界としては、このまま、観光客数が新型コロナ流行前の水準まで回復して欲しいところでしょうが、そう簡単にはいかないようです。これからはコロナと共生する「ウイズコロナ」の時代になると言われていて、観光業界もこの時代に合わせていかなければならないとされているからです。

 

今、注目を集めているのが、自宅からおよそ1時間圏内の地元や近隣への短距離観光である「マイクロツーリズム」。このほか、「安全・安心」も集客のための重要なキーワードになることでしょう。衆知を集めて観光県千葉を盛り上げていただくようお願いしたいと思います。

 

・・・「山本義一のメッセージ」バックナンバーはこちら・・・

 

TOPへ戻る