本文へ移動

水道管敷設替えに補助を

◆水道管敷設替えに補助を◆
 
 水道は文化生活に無くてはならないものですが、私のふるさと八街市の上水道普及率は53%ということです。ようやく半分を超えたところで残りの世帯は井戸に頼っているということになります。冬温かく、夏は冷たいなど井戸水にも良いところがありますが、突然の枯渇や衛生上の心配もあり、水道普及率の向上が待たれるところです。
 
 普及率の向上のほかに、敷設済みの水道管取替えの問題も八街市の課題になっています。石綿繊維とセメントを混合した石綿セメント管が、加工しやすく安価であったところから昭和初期から盛んに使われてきました。一方で石綿セメント管は経年劣化が早く、強度が不足して漏水の原因となるなどの欠点があり、各地で強度に優れたダクタイル鋳鉄管への取替えが進んでいます。
 
 平成6年段階で延長66キロメートルの石綿セメント管が敷設されていた八街市でも鋳鉄管への敷設替えが行われてきましたが、1年に1キロメートル交換するのがやっとで、まだ49キロメートルほど石綿セメント管の水道管が残っています。このペースでいったらあと50年かかる計算です。
 
 1キロメートル水道管を交換するのに約1億円の工事費が必要なのが、工事の足かせになっています。追い討ちをかけるように石綿セメント管の更新工事に対する国庫補助制度が打ち切られ、市は財源捻出に苦労しています。
 
 八街市の水道行政の苦境を何とかしたいと、私は3月県議会の一般質問でこの石綿セメント管の敷設替え問題を取り上げ、国庫補助をつけてくれるよう要望して欲しいと県にお願いしました。いつまでも敷設替えが進まなければ石綿セメント管からの漏水もばかになりません。さらに、大地震が襲えば広範囲に破壊されて断水し、住民は飲料水にも困ることになります。県、国の前向きな検討を期待したいと思います。
 
 
 
 
 
TOPへ戻る